建売住宅の販売はハウスメーカーやパワービルダーといった様々なタイプの不動産会社が行っています。
それぞれ価格やデザイン、機能性等それぞれ違った強みを持っているのが特徴です。
「建売住宅を買いたいけれど、どこから買えばいいのか迷っている。」
「メーカーによってどんな特徴があるの?」
このように建売住宅をどこから買うか悩む人も多いですよね。
各メーカーの特徴を押さえて、より賢い建売住宅選びをするためにも、人気メーカーはどこなのか、そして人気メーカーごとにどのような特徴があるのか、こちらで解説していきます。
もくじ
【建売住宅の人気ハウスメーカー】満足度ランキング5選

- 積水ハウス
- パナホーム
- ダイワハウス
- セキスイハイム
- トヨタホーム
1位 積水ハウス
世界一の累積建築戸数を誇る、いわずと知れた大手住宅メーカーです。
満足度の高さの理由は主に以下のとおりです。
- 住宅性能の高さ、全てにおいての品質がトップクラス
- 丁寧で充実したアフターフォロー
- 住みやすい住宅構造と設計
耐震性のよさや、遮熱性、省エネ性等、機能性の良さが際立つ住宅が多く、入居後のアフターフォローも丁寧で充実しているとの声が非常に多くあがっています。
耐久性や環境への配慮、安全性などあらゆる部分が業界トップクラスの位置にあり、豊富なラインナップから多くの方に選ばれています。
2位 パナホーム
パナソニックのグループ系列であり、仕様や設備は安心のパナソニック製が中心となっています。
- 住宅の機能性が高く住みやすい造り
- 設備や仕様の性能が高い
- アフターサービスも丁寧で充実
夏は涼しく、冬は暖かく住めるような、機能性の高い住宅が多いことが特徴です。
中でも空調システムにはこだわりが強く、「HEPAフィルター」という空気浄化システムや、全館空調システムにより快適な暮らしを実現しています。
また、パナソニック製の設備や仕様に対する安心感、高機能性に対しての満足度が非常に高くなっています。
3位 ダイワハウス
- 構造性能が高く、メンテナンスがしやすい
- 省エネ対策などにも力を入れている
- アフターサービス、営業担当の対応等サービス面も充実
耐震性や耐久性に優れており、将来的なメンテナンスもしやすいよう工夫がされた住宅が多いです。
特に独自の耐震技術を用いた「xevo Σ」は高い天井と断熱性、地震の揺れを吸収する工夫がされており、安全性と暮らしやすさが追求されています。
省エネ対策や、周りの住環境にも配慮していること、サービス面での対応の早さ等も満足度の理由となっています。
4位 セキスイハイム
自社の工場で建物の枠組みや配管等の組み立てを行う「ユニット住宅」が特徴です。
ルーツは同じですが、積水ハウスとはまた別の会社になります。
- 住宅性能、特に断熱性に強みをもっている
- 耐震性や耐久性も高く、安心した住まい
- 細かな質問やトラブルにも丁寧なサービス対応
「快適エアリー」という、床下に冷暖房や除湿機、換気扇等を設置することで住宅内の空調を整える仕組みを採用しており、特に冬季の断熱性には定評があります。
また、鉄骨造で耐震性や耐久性に優れた住宅が特徴です。
5位 トヨタホーム
トヨタグループのハウスメーカーであり、トヨタの最新技術を生かした機能性の高い住宅が特徴です。
- 外観やデザイン性に優れた住宅が多い
- トヨタの技術を生かした、安心できる耐震性
- トヨタ自動車で培われた厳しい生産体制により、施工品質を確保
トヨタで培われた技術や、品質管理等が高い満足度につながっています。
外観デザイン等にもこだわりが多く、バリエーションが豊富なところも人気の理由となっています。
【建売住宅のパワービルダー】満足度ランキング5選

- ポラス
- 東栄住宅(飯田グループ)
- オープンハウス
- 飯田産業
- 一建設(飯田グループ)
1位 ポラス
地盤診断や一貫施工の家づくりなど、独自の技術力とシステムで造り上げる住宅が特徴です。
- 耐震性や耐久性といった住宅性能が高い
- デザイン性が豊富
- アフターサービスや入居後のフォローが充実
独自の研究所を保有しており、日々地震に強い家づくりが研究されているのが特徴です。
地盤診断をもとに、耐震性と安全性を確保した住宅造りが行われているのも、満足度が高い理由となっています。
また、24時間365日体制でのサポートセンターがあり、入居後のフォローや情報提供などにも定評があります。
2位 東栄住宅
飯田グループの中で唯一長期優良住宅を供給する会社です。「ブルーミングガーデン」というブランド名を掲げており、住宅性能や設備、仕様などにもこだわりが強くでているのが特徴です。
- 耐震性が高く、安心感がある
- 収納や設備においてグレードが高い
- 立地のいい物件が多い
耐震性能は最高等級の3を取得しており、機能性が高いのが特徴です。
また、パントリーやリネン庫等収納も充実しており、設備や仕様の面でも他から一歩抜きに出ているのが人気の秘密です。
土地仕入れに関しての充実から、立地がいいという評判が多くあがっています。
3位 オープンハウス
都心を中心に急成長を遂げており、立地の良さと手の届き安い価格帯で人気を誇っています。
- 利便性がよく、とにかく立地がいい
- 付近の相場に対して割安感のある価格設定
- 設備のグレードが良い
都心に家を持ちたいというニーズに合わせた、利便性のいい立地が高い満足度を生んでいます。
複雑な形状の土地でも、独自のノウハウで分割することで仕入れコストを抑え、手の届きやすい価格を実現しているのも特徴です。
4位 飯田産業
1年間で40,000件以上の住宅を提供している、日本でも有数のパワービルダーです。
- 耐震性能等、機能性に優れている
- 大手ならではの安心した保証内容
- 信頼と実績からくる安心感
オリジナル工法であるIDS工法により、耐震性で最高等級の3、その他6項目でも最高等級を取得しており、性能の良さが人気の理由です。
アフターサービスや住宅保証等のサービスが充実していることも特徴です。
5位 一建設
飯田グループの傘下として、年間着工数は10,000件を超える大手パワービルダーです。
低価格で立地のいい建売住宅が特徴です。
- 利便性がよく、立地がいい
- 価格が他に比べて割安
全国展開をしており、全国拠点も100を超える情報量から、いい立地の土地を安く仕入れているのが特徴です。
それにより低価格の住宅が実現しており、コストの割にグレードが良いという部分が満足度を高めています。
【建売住宅を販売する不動産会社】満足度ランキング3選

- 野村不動産
- 三井不動産レジデンシャル
- 東急不動産
1位 野村不動産
新築分譲マンションの「PROUD」シリーズでも知られている、日本を代表する不動産会社の一つです。
- こだわりの用地取得により、質のいい立地が多い
- 室内の空間造りに重点をおき、デザイン性や住みやすさを実現
- 街づくりや街並みも一緒に造り上げていくところが魅力
用地仕入れに対する基準は高く、立地が良いため資産価値としても残る住宅が多くなっています。
マンション造りを通じて得たノウハウにより、将来にわたって暮らし安い空間を実現しているのも魅力の一つです。
住宅だけでなく街並みや周辺環境への配慮も行き届いているところも、満足度を高める理由となっています。
2位 三井不動産レジデンシャル
三井不動産グループのうち、新築分譲を担当しているのが三井不動産レジデンシャルです。
マンションシリーズの「パークホームズ」ブランドが有名です。
- 立地環境や規模に応じて外観デザインをすることで、美しい街並みを創り上げている
- 独自の保証基準により、長期間にわたる充実のサポート
- 実用性のある、家庭との調和を意識した造り
街に溶け込むような、一体感のある街並みを創り上げるのが特徴です。
独自の基準により、長期に渡って手厚いアフターフォローがあるのも、魅力の一つです。
収納や住みやすさもありつつ、家族の団らんや子育てを考えた設計となっています。
3位 東急不動産
東急電鉄を中核企業にもつ東急グループであり、都心部のタウンマネジメントに強みをもっています。
- 都心のエリアでも、街並みや住まいに統一感がある
- 大型分譲地に強く、樹木の選定から風や陽光の通り道にも配慮した街づくり
- 庭とリビングの一体感や、家族の過ごしやすい間取りを意識した住宅づくり
都心エリアにおいても、街並みや周辺環境への配慮を徹底しているのが特徴です。
特に大型分譲地に強く、細部までこだわった街並みづくりに定評があります。
家族の団らんを意識した間取りで、快適な空間をつくりあげています。
建売住宅購入で住宅メーカーはどう選ぶ?

建売住宅は販売会社によってそれぞれ特徴が違います。
「大手で安心できるから、ハウスメーカーがいいのかな。」
「価格が安いパワービルダーか、地元の工務店にするかで悩む。」
このようにどの販売先にするか迷う方もいるのではないでしょうか。
それぞれの販売会社によって特徴があり、購入する際にはその特徴をよく理解したうえで、選ぶ必要があります。
こちらでは建売住宅をどこから買えばいいのか、それぞれの特徴を解説していきます。
建売住宅を販売する会社(パワービルダー・ハウスメーカー・工務店)
建売住宅を販売する会社によって変わるメリット・デメリットがこちらです。
パワービルダーの場合
- 圧倒的な棟数実績
- 低価格帯の物件が多く、手ごろな価格
- デザインが似ているものが多い
低価格の建売住宅が多く、多くの人に手が届き安くなっています。
そのため住宅ローン審査が通りやすい、月々返済額が安く収まる等のメリットがあります。
しかし同じようなデザインなので、外観や間取りの個性はほとんどありません。
ハウスメーカーの場合
- 全国展開しているため品質が均一
- 自社で研究開発や最新技術を取り入れている
- アフターメンテナンスも充実
- コストが高いことが多い
自社で研究開発しているメーカーも多く、独自の技術を用いた質のいい住宅が多くなっています。
信頼性が高く、入居後のアフターサービスが丁寧で充実しているのが魅力です。
一方でテレビ広告や宣伝等で費用を使っているため、その分が本体価格に含まれ、値段が高くなってしまうのがデメリットです。
工務店の場合
- 地域に密着して事業展開している
- 設計や仕様の自由度が高い
- 無駄な広告、宣伝費用等がないためハウスメーカーよりも割安
- 工務店ごとに大きく品質や価格、サービスが変わるため、見極めが必要
地域の情報に詳しく、様々な要望に応えてくれる柔軟性が高いのがメリットです。
反対に工務店によって品質や価格、サービスといった内容が変わるため、もしはずれの工務店だと質が悪く、十分なサービスが受けられない可能性もあります。
大手の建売住宅メーカーはなぜこんなに安く販売できるのか
大手建売住宅メーカーの建売価格は、他と比べると非常に安くなっています。
安さの理由は以下のとおりです。
- 広大な土地を一括仕入れすることによる仕入れコスト削減
- 同じような造りの建物を複数棟一度に仕上げるため、工期が短く人件費が安い
広大な土地を一括仕入れし、分譲することで土地の仕入れコストを削減しています。
また、同じような建物を一度に大量に手掛けるため、工期が短縮でき、かかる人件費を削減することができます。
これらの建設コスト削減が、低価格の建売住宅を実現しているのです。
やっぱり大手・有名メーカーが安心?大手メーカーの建売住宅は何が違う?
「やっぱり有名なメーカーが安心かな。」
「広告もよく目にするし、大手にしておけば大丈夫だろう。」
建売住宅を選ぶとき、このように有名さや大手ということを理由に選ぶ人も少なくないです。
では実際に大手メーカーの建売住宅は本当に優れているのか、そして何が違うのかをこちらで解説していきます。
大手メーカーのメリット
- 設備や仕様のグレードが高い
- 住宅性能や機能面で優れている
- アフターサービスが充実している
他のメーカーや工務店に比べて設備や仕様、性能面で優れた建物であることが多いです。
メーカー独自の高い基準に沿って建てられている場合も多く、快適な暮らしに必要な機能が備わっています。
また、信頼できるアフターサービスの充実もメリットの一つです。
デメリット
- 価格が高い
- 施工品質が高いとは限らない
広告費や宣伝費に大きな費用をかけているため、その分が本体価格に上乗せされます。
また、外構費等の追加費用がかかる場合もあり、全体的にかかる費用は高いです。
大手メーカーといえども、建設するのは請負契約を結んだ職人や業者です。価格が高いからといって特別な業者が建設するわけではないので、結局のところ職人や請負業者次第で施工品質は変わります。
大手ならではの設備や仕様面でのグレードの高さ、アフターサービスの充実という点はメリットですが、その分価格の面で大きな差がでてきます。
価格が高いと、当然住宅ローン金額も大きくなり、月々の返済も高くなることがデメリットですね。
信頼できる住宅メーカーの見極めポイントとは?
住宅メーカーを見極めるポイントとして、本当に顧客のことを考えているかどうかが大事になってきます。
- 営業マンの態度、姿勢、仕事ぶり
- アフターサービスの期間や項目、対応
企業の顔ともいえる営業マンの質はとても重要です。
質問しても曖昧な回答であったり、答えてくれなかったり、連絡が遅かったりと、このような営業マンを揃えているメーカーは信頼できません。
なぜなら顧客のことを第一に考えていないからです。
本当に信頼できるメーカーの営業マンであれば、迅速かつ丁寧に対応してくれて、わからないことはわからないと答え、後日調べて回答してくれます。
入居後のアフターサービスも、顧客を大事にしているかがわかるポイントです。
住宅を契約して終わりと考えている、利益優先の会社であれば、アフターサービスは充実していません。
顧客のことを大事にしているからこそ、入居後のフォローや対応がしっかりしています。
事前にアフターフォローの内容を見せてもらい、確認しておくのがいいでしょう。
建売住宅の品質って大丈夫?注文住宅とはどう違う?

建売住宅は気になるけれど、注文住宅と比べて安いことから品質に不安を抱く人もいます。
「建売住宅は魅力的だけど、安いから品質が心配。」
「注文住宅と価格が全然違うけど、何が違うの?」
このように建売住宅の安さから品質を心配したり、疑問に思う方もいますよね。
こちらでは建売住宅の品質や注文住宅との違いについて説明していきます。
建売住宅の特徴(間取り・構造)
建売住宅の間取りは誰にでも住みやすいように設計されています。
「建売住宅の間取りって実際どんなかんじだろう?」
建売住宅の間取りや構造について、想像がつかない方も多いですよね。
こちらでは一般的な建売住宅の間取りから、建売住宅の特徴を説明します。
一般的な2,000万円台の間取り例
- 土地は30坪~40坪
- 3LDK~4LDKが一般的
- リビングはキッチン含めて12帖~16帖、脇に5帖~6帖の和室
- 二階に5帖~6帖の部屋が二つと7帖~8帖の主寝室が一つ
- ウォークインクローゼットがあるものも
- 駐車場1台分
土地面積が30坪~40坪なので駐車スペースもあります。
リビング隣に和室スペースがある間取りが一般的で、お子さん用のスペースや来客用として利用できます。
浴室に浴室換気乾燥機、キッチンに食洗機が付いている場合が多いです。
子供が2人いる場合、将来的にそれぞれ独立した部屋を持つことができますね。
基本的に誰にでも住みやすい住宅をコンセプトに造られています。
「建売住宅は欠陥住宅が多い」は一昔前の話
建売住宅の品質は、昔から比べると大きく変わっています。
「安いから品質も悪いに違いない。」
「建売住宅は欠陥住宅が多いと聞いたことがある。」
このように建売住宅の品質に関して悪いイメージを持っている人は多くいます。
しかし実際には過去に比べて品質は大きく向上しており、ローコスト住宅よりも品質が高いものも多くあります。
ではなぜ品質が高くなったのか、理由を説明していきます。
- 建築基準法の改正により、耐震性が高くなった
- 品確法により、新築住宅に10年の保証がつくようになった
- 住宅性能表示制度により、住宅の品質が見える化された
1981年6月に建築基準法が大きく改正され、それ以前のものを旧耐震基準、以降のものを新耐震基準と呼ぶようになります。この改正により耐震性が大きく向上されました。
2000年に品確法が施行され、全ての新築住宅に10年間の保証がつくようになりました。
これにより売主業者が10年間責任を負うため、欠陥住宅が大きく減少することになります。
また、住宅性能表示制度により、各住宅の耐震性や耐久性、省エネ性など様々な項目を数値で評価するようになりました。これにより各社が数値で比較されるため、品質がさらに向上するきっかけとなります。
昔と今では建売住宅の質は大きく変わっており、安いから品質が悪いというわけではありません。
建売住宅の寿命
建売住宅は安いから、寿命が短いと思っている人も多いです。
しかし実際にはメンテナンス次第で長期間住むことも可能です。
建売住宅の寿命はどのくらい持つのでしょうか。
鉄筋コンクリート造 40年~90年
鉄骨造 30年~60年
木造 30年~80年
注文住宅も建売住宅も、住宅の寿命はメンテナンスによって大きく変わります。
必要な時期に必要なメンテナンスをしていれば、たとえ木造の建売住宅でも長期間住み続けることは十分可能です。
購入時にメンテナンスの必要な時期や、その時かかる費用を確認し、将来のための準備をしておくことが非常に大切です。
注文住宅だから高品質とは限らない
「注文住宅は品質がいいに違いない。」
「建売住宅と比べて値段も高いし、いい部材を使用しているはず。」
このように注文住宅に対して過信してしまうのはあまりよくありません。
注文住宅だからといって、建売住宅と全く違う建設がなされているわけではありません。
結局建築するのは請負する業者や職人です。
つまりその業者や職人の施工品質が悪ければ、注文住宅でも高品質になるとは限らないのです。
疑うことなく安易に進めてしまうと、注文住宅でも欠陥や不具合が見つかることもあります。
注文住宅も建売住宅も、最終的には自身で見極めることが一番大事です。
建売住宅を購入して後悔しないためのポイント

建売住宅を購入して入居後、後悔する人もいます。
「こんなはずじゃなかった。」
「住んでみたら思っていたのと違う。」
このように入居後に後悔は絶対したくないですよね。
後悔しないためには、購入前にあらかじめ知っておくべきことがあります。
こちらで事前に確認して、後悔しない建売住宅選びをしましょう。
建売住宅のメリット・デメリットを理解する
建売住宅には多くのメリットがある一方でデメリットもあります。
こうした部分を理解して購入しないと、入居後に後悔してしまう原因となります。
建売住宅のメリット
- リセールバリューがある
- 年収が低くてもローン審査が通りやすい
- 立地が良いことが多い
建売住宅は元々の建物価格が安いため、購入価格の中の土地がもつ割合が高いです。
そのため将来売却する際にも資産価値が残りやすいというメリットがあります。
また、本体価格が安いため借入する住宅ローン金額も低くてすみます。そのため住宅ローン審査において返済比率等の基準をクリアしやすく、審査が通りやすいこともメリットの一つです。
注文住宅は自身で土地を選ぶのに対し、建売住宅は不動産のプロが仕入れた土地です。
自然と立地のいい物件が集まります。
建売住宅のデメリット
- 未完成物件の場合は引き渡し時のリスクがある
- 完成物件の場合、建設途中を見ることができない
- 選べる間取りやデザインが少ない
未完成物件の場合は完成後の物件がイメージと違う可能性があります。しかし注文住宅と違い、大きく想像と違うことは少ないので、同じタイプの物件を見せてもらうことでギャップを少なくできます。
完成物件の場合は建設途中を見ることができないのがデメリットですが、ホームインスペクションを実施することで、住宅の見えない部分まで専門家に調査してもらうことができるのでおすすめです。
間取りやデザインの種類が豊富ではないのですが、本体価格が安いので、節約した分を使いリフォームする人も増えてきています。
マイホームに求める条件に優先順位をつける
住まい探しを始めると、当初の目的や、大事にしていた部分を見失ってしまう方が多いです。
入居後に気が付いてももう遅く、後悔しながら住み続けることになるのは悲しいことですね。
そうならないためにも、あらかじめマイホームに求める条件に優先順位を付けておきましょう。
各家庭によって優先順位は変わるので、子育てのしやすさ、家事の利便性、通勤・通学の利便性といった様々な条件の中から一番大事にしたい条件を決めておきます。
住まい選びで迷った時は、この優先順位に従って決めれば、間違いない決断をすることができます。
建売住宅の内覧は必ずココを押さえておく
建売住宅の内覧時は、舞い上がってしまい、大事な部分を見落としてしまう可能性があります。
住宅の品質を見極めるためにも、事前に確認するポイントを押さえ、内覧時に必ずチェックするようにしましょう。
- 室内、屋外、外構等全てにおいて傷や汚れ、不具合がないかどうか
- 周辺環境は住みやすく、安全かどうか
- 営業担当者が信頼のおける担当かどうか
内覧時には室内はもちろん、屋外や外構部分まで含めて隅々まで確認するようにしましょう。
その際傷や汚れ、不具合がないかどうかを中心にチェックします。
建具や設備等、動かす可能性のあるものは全て動作が正常かどうか調べておきましょう。
建物だけでなく周辺環境をチェックすることも重要です。
その際は通勤・通学路の安全性や子供が安全に過ごせるかを中心に、昼と夜で時間帯を分けてチェックしましょう。
また、営業マンのチェックをすることも実は大切なポイントです。
ダメな営業マンにつかまってしまうと、買えたはずの住宅が買えなくなってしまうことや、手続きがうまく進まないこと等あらゆるトラブルの原因となります。
知識・経験が豊富かどうか、仕事ぶりは誠実かどうかを確認するようにしましょう。
第三者機関に住宅診断(ホームインスペクション)を依頼する
建築士等の専門家に住宅を隅々まで検査してもらう、ホームインスペクションを実施するようにしましょう。
新築といえども目に見えない部分に欠陥がある可能性もあります。
また、欠陥や不具合がない場合でも、今後のメンテナンス計画を立てるために必要な、現状を把握することができます。
まとめ
建売住宅は大手メーカーから地域の小さな工務店まで様々な業者が販売しており、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの家庭によってどこから買うのがベストな選択となるかは変わるので、どれが一番合うのか見極めて判断しなければいけません。
建売住宅選びに失敗しないためにも、知識や経験豊富な営業担当者を見つけ、一緒になって住まい探しをするのが、一番大事な部分ともいえるでしょう。



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